ETFと投資信託② VTIと楽天全米株式インデックスファンドの比較

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前回の続きです。

VTIと楽天VTIを税金、再投資の観点からそれぞれ比較していきます。

税金

株も投資信託も課税対象となるのは売却時の利益と分配金です。

課税率についてはVTIの場合外国株のため二重課税となります。具体的には外国税10%+国内税18.2%(90×0.203%)となります。一方投資信託は国内のみとなり20.3%です。

ただし、二重課税については確定申告時に外国税額控除制度を利用することで、実質20.3%に抑えることができます。

投資信託の場合再投資の設定になっているため分配金は支払われず自動で再投資されます。つまり、実質課税対象になるのは売却益のみです。

一方ETFの場合は売却益、分配金のいずれにもかかります。

以上より税金面に関しては投資信託の方が有利と言えます。

再投資

基本的には長期投資を行うため分配金は再投資する方針としています。

投資信託の場合は自動で再投資する設定となっているため手間はかかりませんが、ETFの場合は分配金はドルとなります。つまり再投資するのであれば手動で買付を行わなければなりません。

ただし、DRIPを利用することで簡単に再投資できます。DRIPとは配当金を自動的に株式購入してくれる仕組みです。ここで注意が必要なのは、配当金は一度手元に入るようになっているため課税対象となります。

また、日本の証券会社はDRIPに対応していません。対応しているのはサクソバンク、インタラクティブ・ブローカーズ、Firstradeなど海外の証券会社です。

手間などを考えると投資信託の方が良いです。

まとめ

ETF、投資信託ともそれぞれメリットデメリットがあります。

最終的なリターンは注文のタイミングなどの要素があるためお大きく変わらないと思います。

初心者の方やめんどくさがりの方は投資信託を積み立てるのが良いと思います。最初の設定だけで他は自動でできてしまいます。

慣れてきたらETFにも手を出すと良いと思います。

私の場合はいずれも購入していますが、最近はETFメインです。もちろん海外証券でDRIPを活用しています。分配金の額は目標立てやモチベーション維持に有用なのが理由です。

もちろん投資信託も自動で行えるため月々決まった額は設定しています。

皆さんも自分の性格に合わせ選ぶと良いと思います。

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