結論から述べると積立型の保険商品は保険としても投資としても非常に中途半端な商品です。つまり手数料をかなりとられているということです。しかも資金は流動性を失います。積立型保険はどんな商品であれ契約すべきでありません。
ここでは積立型保険の中でも悪名(?)高いプルデンシャル保険について述べます。
プルデンシャル生命保険の罠
プルデンシャル生命保険のドル建ての保険をご存知でしょうか?
特に医師の皆様は勧められた経験がある方がいるのではないでしょうか?
何を隠そう私も入っていました。しかし一昨年全て解約しました。
これも情弱ホイホイです。先ほど話した積立と同じなのですが、こちらの商品は紹介じゃないと入れない、アメリカの会社であり信頼度が高い、インテリ層が多く入っていると言って勧誘してきます。
金利に関しては日本の商品よりはかなり良いですが最も良くて2.7%ほどです(解約のタイミングや支払い方法の指定など条件は厳しいです)。
自分は特別という感じを持って心地よくサインをした人も多いと思います。自分もそうでした。学歴や職歴などをやたらに褒められた記憶があります。
保険それとも投資?
僕が契約していたのはドル建て商品でした。月々400ドルくらいの保険料で30年預ければ原資の1.6倍ほどになるものでした。保険内容は死亡で2000万円ほどでした。
当然契約から10年以下で解約すると損をします(3年で払済みもできたと思います)。
契約当時、保険として機能するのに加え貯蓄にもなる。しかも30年預ければ原資の1.6倍にもなるすごい商品と思っていました。当時の私は比較対象が銀行の普通預金の金利くらいしかありませんでした。
保険料控除についても掛け金が大きいためそこまでメリットはありません。
今となって思えばとても中途半端な商品です。
これはどの事柄でも言えますが投資対象が複雑なほどいけてないことが多いです。保険もいろんな機能がついているもの(積立など)ほどいけてないことが多いです。
保険として死亡時保険金が2000万円は保険料4万円を考えるとものすごく低いです。
投資としてもかなりいまいちです。米国インデックス投資は今や最初の設定さえすればほぼ全自動で行えます。平均利回りは5-6%です。30年投資を行えば雲泥の差が出ます。しかも資産としての流動性が低いのもネックです。
ただ契約時に金額が決まっているというのは、今後世の中にもしものことがあればメリットかもしれません。ただその時は社会やプルデンシャル自体どうなっているかわかりませんが。
保険に入らないと不安、面倒だから全自動でやって欲しい、絶対に損したくないという人には候補に上がりますが僕は全くお勧めしません。
※ただし「じぶんの積立」で控除のみうまく使えばメリットがあります。私はやっていないので実際は何とも言えません。
まとめ
私は基本的に保険は特定の条件下でないとお勧めしません。
保険に回すお金があるのであれば他の投資商品にお金を費やすべきです。
次回はプルデンシャルの思い出を書こうと思います。
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