医師としてのやりがい バランスを保つために

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医師の仕事にはジレンマがあります。

自らの好奇心を満たせる事や、やりがいが得られる事は総じて報酬が少なくなります。逆に猿でもできることは報酬が高くなります。

ここでは当然ですが需要と供給の問題があります。患者数が多くやりたい人が少ない仕事は給与が高くなります。

収入だけに重きを置くこともできますが、総じて猿でもできるようなワンパターンな仕事になります。チェーンのクリニックの雇われ院長などがよい例です。事業者になり仕組みづくりを行い、事業拡大を狙うことは義業としてのやりがいがあると思いますが、それ以外収入以外にやりがいを得にくいです。

収入をある程度得ながら他の趣味を行うのもよいですが、雇われ院長などは労働に多くの時間が割かれる為趣味も中途半端にしかできないのではと思います。

ただ、やりがいばかりを追求すると、安値で買い叩かれてしまい、やる気および労働力を搾取されてしまいます。私の周りにもそのような人が多くいますが、洗脳されているのかやりがいを追求する仕事以外を認めようとしません。

しかも収入が少ないことを美徳のように話す奴もいます。それに関しては理解しかねます。

理想像

私の理想は、自分が興味の持てる専門分野の医療を行いつつ経済的自由を達成することです。しかも、休日もしっかり確保でき、自分の趣味も実現しつつです。

ただし、専門分野に興味が持てなくなれば開業し事業展開するのも良いと思っています。

その為には若いうちに資産形成し経済的自由を手に入れる必要があります。

やりたいことを意識してバランスを保つ

自分の価値観を見つめながら、自分の理想と現実の中でバランスをとって行くしかないと思います。その中で自分にはどのようなスタイルが良いか模索すべきなのです。

古典的な価値観ではなく、自分が本当にしたいことに目を向け、noと言える勇気を持って生きていければと思います。

これからの時代

医師数が増えること及び医療費の削減により収入は間違いなく減ると思います。

また、新型コロナウイルスにより、必要ない医療が明らかになりました。それらは今後衰退して行くことが予想されます。

ある程度の報酬が約束される仕事は、専門性の高いものと、医師が足りていない地方の仕事くらいではないでしょうか。

上記の傾向は都心で特に顕著となると思います。今後、能力の問われない仕事の報酬はどんどん低下して行くことが予想されます。最終的には都市部の寝当直などはなくなるのではないかと思います。

つまり、勤務医が比較的高収入のサラリーマンでいられる期間は長くはないのです。

医師のメリット

医師の収入面のメリットは他業種に比べ若いうちから収入がある程度大きいことです。しかも現時点では安定職と見なされており融資をおりやすい状態です。

これは投資に適しています。

しかも今後収入が減ることを考慮すると早いうちに資産形成を行う必要があります。

我々は現状と向き合い危機感を持ちながら今後の人生を見つめるべきだと思います。

だからと言って焦る必要はありません。投資対象は自分が仕組みを理解した上で吟味して選ぶべきです。その上で私の失敗体験が少しでも役に立てばと思います。

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