皆さんは中国に投資はしていますか。
現在、米中関係がギクシャクしており先が見えない状況です。しかも、新型コロナウイルスの影響も、発祥地である中国では大きいと考えられます。
ただし共産党の独裁政権のため政策を行う力がすごいです。今回の新型コロナウイルスに対しても、他の国が真似できないような政策(都市封鎖など)を行っていました。このような状況では一党独裁の強さが出ていうると思います。
今後10年は中国の成長は止まらないと考えます。GDPで世界1位になるのは間違い無いでしょう。
ただしその後は米国との貿易摩擦の激化、一人っ子政策による労働力の低下、中進国のジレンマなどにより成長率が下がると思われます。
つまり今から10年ほどは成長が期待できますが、20年後はなんとも言えない状況です。投資対象としても同じことが言え、10年間は投資するに値すると考えます。
尚、繰り返しになりますが投資が面倒な方はSPYやVTIなどの米国インデックス投資をお勧めします。中国などの新興国を入れたい場合はVTなどもお勧めです。
今回の記事はインデックス投資以外も行っていきたいという方が対象になります。
銘柄について:国有企業の割合を重視
ではどの銘柄に投資すれば良いのでしょうか。基本的には外国の株を買う際には、得られる情報が限られているため個別株よりリスクが分散されたETFが良いと考えます。
セクターに関しては、情報技術の割合がある程度大きいものが良いと考えます。これから10年を考えたとき、米国のGAFAと同様にBATHも成長していくと思われます
中国のETFを見る上で、国有企業の有無は重要と考えます。日本と一緒で国関与する企業は私企業に比べ業績が芳しく無いことが多く、共産党の体質からデータの改竄の可能性も否定できないと考えます(私の一方的な偏見も入っています)。よって、私が中国ETFを考える場合、セクターと同様に国有企業の割合も評価します。国有企業の割合が少ない方が私は良いと思います。
私の結論:CXSE
上記のような考えのもの、ETFを探した結果、CXSEという銘柄にたどり着きました。
CXSEは国有企業の銘柄を除いています。またテンセント、アリババ等のIT・サービス関連銘柄の比率が非常に高いです。
国有企業を含んだ中国インデックスファンドと比較しても近年は良好な成績を納めています。特に今年の春からはアメリカと同様、IT関連株が非常に伸びており、差は広がるばかりです。
また経費率に関してもアクティブ運用なのに0.32とかなり低いです。これは他の中国のインデックスファンドと変わらない水準です。
上記はCXSE(青)とMCHI(赤)の2010年からの比較です。前者は5年トータルリターンは前者で22%,後者は12%、維持率に関しては前者は0.32%,後者は0.59%です(2020年9月現在)。
ちなみに2800:HKと比較してもさらに差が大きいです。
CXSEは国内証券会社(SBI、楽天、マネックス など)で購入可能です。
結論
今回はおすすめ中国ETFについて記事にしてみました。
パフォーマンス及び経費率意外に中国の場合は国有企業の割合を見ておいた方が良いと考えます。また、アメリカと同様BATHなどのIT関連セクターの割合も見ておくべきだと思います。
上記を加味して私はCXSE私はCXSEを3年ほど前から定期購入(値下がり時のスポット購入も多くしていますが)しています。そのほかにも新興国対象のETFを複数を購入しているので、私のポートフォリオで中国の占める割合は12%前後になっています。
ボラティリティーは大きいですが、現在は3年間で+50〜60ほどで運用できています。
今後の世界情勢、中国の成長は不透明なところが多いですが、状況を見ながら今後も中国への投資は10年くらいは続けていきたいと思います。
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